荒馬の人

関係人口のこと、荒馬がつなげた、今別町との交流、この下に続く荒馬に魅了された人をご紹介します。

奥崎 知咲

奥崎 知咲おくざき ちさき

今別町(村元地区)・今別荒馬保存会

周布 祐馬

周布 祐馬すふ ゆうま

愛知県・和太鼓ドン(卒業生)

嶋中 卓爾

嶋中 卓爾しまなか たくじ

今別町(大川平地区)・大川平荒馬保存会(顧問)

梅田 剛広

梅田 剛広うめた よしひろ

今別町(今別地区)・今別荒馬保存会

相内 峻

相内 峻あいうち しゅん

今別町(二股地区)・二股荒馬保存会

平野内 良平

平野内 良平ひらのうち りょうへい

今別町(今別地区)・今別荒馬保存会

岡田 和也

岡田 和也おかだ かずや

今別町(大川平地区)・大川平荒馬保存会

奥崎 知咲おくざき ちさき

今別町 荒馬・奥崎 知咲
今住んでいる場所
今別町(村元地区)
所属団体
今別荒馬保存会

荒馬参加のきっかけ

小さい頃からずっと今別で育ち、手綱取りとして踊ってきました。親がまつり好きということもあり、物心ついたときから地元の子供会や学校などで必ず踊っていました。

毎年夏が来れば跳ねたいと心が「じゃわめぎ」、今では今別荒馬保存会として夏に限らず全国各地で披露しています。

荒馬の魅力

男女ペアということもあり、意中の男性がいたら「一緒に踊りましょう」とアタックするのも楽しいかもしれません。実際私もその方法で今の夫と一緒になりました。
また、手綱取り役の踊る姿は女性らしい動きのため、上手になればなるほど男性を引きつけられるかもしれません。

そして、皆さんにお勧めしたいのが、夏の荒馬の最後を締めくくる、今別荒馬名物!
ねぶた小屋前でのラストの連続踊りです。祭り期間中、クタクタになるまで踊り歩き、最後のねぶた小屋前で残る力を振り絞って何度も踊るのはとても疲れますが、「今年の夏も踊りきった!」という達成感と充実感が味わえます。迫力も満点なので是非見てほしいです!

周布 祐馬すふ ゆうま

今別町 荒馬・周布 祐馬
今住んでいる場所
愛知県
所属団体
和太鼓ドン(卒業生)

荒馬参加のきっかけ

立命館大学のサークル「和太鼓ドン」の活動の一環で20年前に初めて訪問しました。
芸能としての奥深さや今別の人々の暖かさにすっかり魅了されてしまい、それ以来、今では妻や子供と共に毎年欠かさずお邪魔しています。
子供や孫、その先の世代までずっとこの関係を続けていきたいと思っています。

荒馬の魅力

踊りやお囃子そのものの魅力はもちろんですが、私にとっては、地域の人々が昔から大切にしている「荒馬」に参加させていただき、同じ空気を吸い、同じ時を共に過ごす事自体が魅力であり宝物です。

同じ「荒馬」が日本のどこかにあったとしても、きっと20年間もお邪魔することは無かったと思います。
今別のみなさんが守り受け継いできた「荒馬」だからこそ、私を含めた多くの人を惹きつけ、そして虜にしてしまう魅力があるのだと思います。

嶋中 卓爾しまなか たくじ

今別町 荒馬・嶋中 卓爾
今住んでいる場所
今別町(大川平地区)
所属団体
大川平荒馬保存会(顧問)

荒馬参加のきっかけ

高校卒業後町外で働き昭和59年に大川平に戻ってきたときに、青年団(荒馬保存会の前身組織)に誘われたのがきっかけです。
私が子供の頃は青年団が中心になり荒馬を運行していましたが、私の子供が小学校に上がる頃から小学校でも荒馬が跳ねられるようになり、子供のためにも囃子方で参加するようになりました。

参加当初から故・宮越哲英氏(大川平荒馬保存会初代会長)が世話を焼いてくれ、保存会結成時に事務局に抜擢されたのでいろいろな人脈ができ、それが今の外部人材との濃い繋がりにつながっていると思います。
だから私も保存会会長(2代目)を早めに退き、若手にバトンタッチすることで若手に運営ノウハウや人脈を引き継ぐことを意識しました。

荒馬の魅力

私は囃子方(太鼓)ですが、囃子と荒馬が一体となって祭りが完成する一体感が魅力ですね。
囃子と荒馬、どちらが欠けても成立しないし、荒馬の激しさを盛り上げる囃子もより一層激しくなる、そんな一体感が他のどの祭より荒馬が好きな理由です。

また、荒馬の跳ね方や隊列、囃子に至るまでストーリーがしっかりしてるのも魅力の一つです。
昔は、荒馬と手綱取りで運行に参加できるのは、代表として一番上手な2ペアだけだったため、みんな研鑽したし選ばれたペアはプライドを持って跳ねていたから、その頃の荒馬も好きですね。
今の大人数の荒馬も迫力があって、昔とは違った魅力があって好きです。

梅田 剛広うめた よしひろ

今別町 荒馬・梅田 剛広
今住んでいる場所
今別町(今別地区)
所属団体
今別荒馬保存会

荒馬参加のきっかけ

小さい頃から義務教育のように荒馬を跳ねていました。
その影響なのか、気付くと囃子が頭の中で流れていることが多くなり、いつからか、夏の荒馬祭りが来るのを楽しみにしていました。

囃子方ではなく、荒馬を選んだ理由は、大人たちの勇壮に跳ねる荒馬の姿を見て、「自分もあんな風に跳ねてみたい!」と強く印象を受けたのがきっかけでした。

元々華奢な体型で力もなく、周囲に見劣りしてしまう荒馬でしたが、がむしゃらに跳ね終わった後、大人たちから「上手になってきたな」と褒められるのが本当に嬉しく、それが、大人になった今でも荒馬を選び続ける理由となっています。

荒馬の魅力

子供から高齢者まで心身共に躍り出してしまう囃子の音色だと思います。私自身も一回一回を全力で跳ねたくなるような気持ちになれます。

もう一つの魅力として、荒馬の基本的な跳ね方はありますが、何が正しい跳ね方というのが決まっていないため、ある程度「自分らしさを出せる」というのも魅力のひとつだと思います。

相内 峻あいうち しゅん

今別町 荒馬・相内 峻
今住んでいる場所
今別町(二股地区)
所属団体
二股荒馬保存会

荒馬参加のきっかけ

青森市出身の私が妻の地元である二股地区に移住したのは、新幹線「奥津軽いまべつ駅」が開業した当日でした。その時初めて二股荒馬の演舞を見て「かっこいいなぁ」と思ったのがきっかけです。

夏の地区運行を前に、地域の人たちから「お前も跳ねるんだろ?」と当たり前のように言われ、新参者を受け入れてくれる懐の深さに甘えながら拙いながら荒馬を跳ね、その魅力にどっぷりハマりました。

荒馬の魅力

振りだけであれば3~4日程度で覚えられますが、格好良く跳ねるには細かい動きの研究が必要で、跳ね方の奥の深さが魅力です。

また、男女ペアになるので手綱取り役の女性との息が合わないと綺麗に見えないのも難しさであり魅力の一つですね。
今は地区内の女性とペアで跳ねてますが、いずれは妻とペアで跳ねるのが夢ですね。
あと、激しい振り付けなので、体育会系の人は絶対ハマるはずです!

平野内 良平ひらのうち りょうへい

今別町 荒馬・平野内 良平
今住んでいる場所
今別町(今別地区)
所属団体
今別荒馬保存会

荒馬参加のきっかけ

今別を離れ、帰ってきてから早十数年経ちました。当時の今別町は新幹線開業に向けて慌しくなり始めていた頃だったと思います。
反面、町自体の人口減少、また高齢化率の増加は歯止めが効かなくなっている現状でした。もちろん荒馬に関しても同じで各種運行団体、こども会の減少などで祭り自体がだいぶ衰退していました。

私が保存会に入会したきっかけは、ずばり好きだからです、幼い頃より荒馬は私の生活の一部でした。地元に帰省と共に荒馬を始めるに至っては必然だったのだと思います。

荒馬の魅力

津軽には七夕に因んだ祭りが多々あります。青森ねぶた、弘前ねぷた、五所川原立ちねぶた等どれも全国に知れ渡る青森の夏の火祭りです。
どの祭りも胸が高鳴るお囃子が魅力でメインは巨像のような山車ねぶたが特徴なのですが、今別町の荒馬まつりも同じでお囃子に山車もありますが一番の魅力はなんと言っても荒馬踊りです。男女ペアで踊る伝統芸能は全国でも珍しく一見の価値有りだと思います。

岡田 和也おかだ かずや

今別町 荒馬・岡田 和也
今住んでいる場所
今別町(大川平地区)
所属団体
大川平荒馬保存会

荒馬参加のきっかけ

2018年、私が立命館大学2回生の頃「和太鼓ドン」の遠征で初めて訪れました。2017年の祭りから帰ってきた同級生から「大川平ホンマ楽しいで!」と自慢され、翌年の参加を決意しました。現地に行くと、祭りの熱気に高揚した地元の人たちに迎えられ数日間の遠征とは思えないほど濃い時間を過ごしました。

就職活動をするにあたり、「いつか今別町の役に立てるといいなー。」と思い、地方創生等に力を入れている企業を探していると、幸運なことに今別町で働ける機会を見つけました。お世話になった大川平地区や荒馬のために「いつか行動する」のではなく「今行動する」ことができることに魅力を感じて移住し、今別町ライフを堪能しています。

荒馬の魅力

「ラッセーラ」の掛け声を心ゆくまで叫べることです。青森県内なら他にもありますが、僕が最初に出会った無制限に声をあげていい環境… それが「荒馬まつり」でした。この環境を意図的に探していたら今別町に辿り着かなかったでしょう。こんな偶然で誰のためにもならない弱いきっかけが今後、新たな荒馬ファンを生んでしまうのかもしれません。「荒馬が好きで好きで仕方ない」だけが荒馬の楽しみ方でないということを伝えていきたいです。